2019年7月14日日曜日

~第1章〜WELCOME to ILODORICAL王国~ vol.13 孔雀

「せっかくなので、
ココロさんも孔雀にお祈りしてみしょうか♪

お祈りの仕方を教えます。

孔雀の前に立ち、
手を合わせ深く深呼吸をします。

そして自分の願いが叶ったところを
思い浮かべるのです。

喜んでいる自分をなるべく鮮明に。

その想像の中に孔雀が飛んでくると
願いが早く叶うと言われています。

その時には 見えなくても、ふとした時、
夢の中に孔雀がやってきたりします。

なので常日頃から願いが叶った自分を
想像するようにしていくといいですよ♪」




一番近くにある孔雀の銅像は
握手を求めるように
片方の羽根を伸ばしていた。


台座には「絆」と彫られていた。



「これは絆の孔雀ですね。
つながりを結ぶお役目です。

この手の羽根を触るといいですよ。」



ココロはジョージの真似をして、
握手するように
羽根を触った。


孔雀の顔を見ると
とても優しく深い目をしていたので
なんだか安心した。




「では、手を合わせて深呼吸します。

心を落ち着けたら、
自分のなりたい自分。

絆を結びたい人や事柄を
叶った時のような楽しい気持ちで
ありありと想像してみてください♪」



ココロは日本にいる家族のことを思った。

が、なんだかうまく想像ができない。

楽しい想像。。。と頭を回転させると、

幼稚園のころに描いた家族の絵がでてきた。

動物園に行ったところを描いた絵は、
今まですっかり忘れていたくせに、
細かい色使いや、だいすきと書かれた
「す」の文字が鏡文字になっている
ことまで鮮明に浮かんだ。




「想像できましたか?
孔雀は登場しました??

私は、ボスとの絆を深めることで、
ボスコーヒーの完成を
想像したのですが、


ボスがたくさん出てきて、
どれが本物のボスかわからなくなり、
大勢のボスと暮らすという想像で
終わってしまいました。w」


と、苦笑いをしたので、

ココロもたくさんのボスが出てきて、
困っているジョージを思い浮かべて笑った。


ボスは孔雀の銅像をクンクン匂いをかいでいた。








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