2019年7月15日月曜日

~第1章〜WELCOME to ILODORICAL王国~ vol.14 孔雀

孔雀にお祈りを終えた2人と1匹は
また図書館へ向かった。


「あ!ココロさん!あそこ!」

ショージが差す先を見ると
木の向こうに何かが光っていた。


なんだろうとじっと見ていると
真っ白な孔雀が
木の上から飛び降りた。


その姿はとても美しく神秘的だった。



「ココロさん!
あなたはとても幸運な人ですね❤︎

白孔雀は
この公園につながっている
広い森の奥深くに住んでいて、
王国の人でも
なかなか見ることはできないんですよ。
それを王国に来た初日に出会えるなんて!!
私も見るのはこれが2度目なんですよ。」



白孔雀はこちらの方へ向かって歩いてきた。

そして、ブルブルと体を震わせたと思ったら、

風がフワッと吹いた。


目の前に真っ白な羽根が大きく広がっていた。


ゆっくりと孔雀は回転した。


その美しさというと、

ジョージもココロも犬のボスさえ、

圧倒され動けなくなるほどだった。











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